Yahoo!ショッピングで成功した担当者に直撃インタビュー!
出店のきっかけや、成功事例からノウハウまで、出店をご検討中の皆様や
出店中のストアも必見のエピソードを紹介します。
出店手数料が無料になった2014年に開店しました。当時の主力商品は、赤ちゃん用おしりふきで「まとめ買い」が売りでした。
おしりふきは水分を含んでいるので重いし、消耗品のためリピート率が高く、商品自体がEC向きなんですね。
他モールで月商1000万円ほどの売上があったので、Yahoo!ショッピングでも売上が伸びると期待しましたが、2年くらいは月商100万円を超えることができずに苦戦しました。当時の敗因を振り返ると、商品ページをそのまま他モールのコピーで運用していたためです。
商品もおしりふきに絞っており、Yahoo!ショッピングでは男性のお客様が多かったため、そのニーズにもマッチしていませんでした。
そこからストア運営を見直し独自の販売体制を構築したところ、開店3年目で一気に売上がアップしました。
もともと家庭用品のメーカーなので、激落ちくんなどお掃除用品のアイテムも増やし、検索対策を実施しました。
アプリ経由での購入も多かったため、スマートフォンのページもお客様がお買い求めしやすいよう構成を考えコーディングしました。
月商が500万円を超えたあたりから、Yahoo!ショッピングの営業担当が定期的に連絡をくれるようになり、そこからは二人三脚で売上を伸ばすことができました。われわれはメーカー直販店舗で、いうなれば商品開発、生産がメイン業務です。
逆にインターネットでの販売に慣れていないため、担当営業からモールでの売り方を教わることができました。
2019年ごろより、営業担当からいろいろな広告枠を提案いただくようになりました。
検索連動型広告(アイテムマッチ)、メール広告、特別広告枠など、弊社の商品に見合う広告掲載とページ構成の改善が功を奏しましたね。
また、ヤフーでは「超PayPay祭」などのイベントを定期的に実施しているため、その企画にうまく便乗できるのが大きなメリットです。
具体的施策は、メールマガジンでお得な情報を配信し、アイテムマッチを仕込み、「倍!倍!ストア」にエントリーして販促用バナーで誘導をかけるサイクルを回すこと。
これを繰り返すことで一定の売上を作れています。
販促予算を使う目的は、一度ついたお客様を逃さないためです。
おしりふきは、赤ちゃんのオムツがとれるまでの通年2年ほど使っていただける商品です。
アイテムマッチでアタックをかけ、自社ページに来訪いただいたお客様にはブランドサーチ広告で追いかける。
商品を購入いただいた後は、リピーター施策で再購入を促す。
そうやって、自社の「おしりふき」をトータル1年~2年のサイクルで使っていただけるように販促計画を練っています。
お客様が「商品検索」した際の「検索の質」が良いので、新しく登録した商品の立ち上がりがとても早いです。
Yahoo!ショッピングは、お客様が検索したキーワードにマッチした結果を返してくれやすい「検索」だと感じています。たとえば、低価格が売りの商品の場合、「割引」や「セール」といったワードをしっかり入れることで、ターゲットとするお客様にちゃんと買っていただける⼿ごたえがあります。つまり、工夫次第で「売りたい商品が売れる」という実感があるのです。
「この商品を届けたいな」とわれわれが意図するユーザーへ商品をアプローチできる点は⼤きな強みですね。
また、Yahoo!ショッピングでは最近リリースされたLINE公式アカウントメッセージやストアニュースレターといったお客様とのコミュニケーションツールが無料です。リピーター獲得には、SNSやメールマガジンが効果を発揮するので、ここはしっかり活用していきたいです。
われわれが取り扱っている商品に限っていうと、モールによって客層や売れる商品も違ってくるため、販売チャネルは多く持つことをお薦めします。
特に、弊社は除菌系グッズがメイン商材なので、昨今のコロナ下で急激に需要が伸びました。
事前に販売チャネルを持っていたことで、急な需要にもある程度対応することができたんです。
コロナ需要で、一時的におしりふきが欠品して売上が落ち込みましたが、マスク、バルサン、除菌グッズ、水の激落ちくんなどの関連商品でリカバリーできました。
主力商品があるなら、インターネット特有の売り方や品揃えに注力することが肝心です。
例えば、送料無料でセット販売する。除菌グッズであれば、ネット購入ではよりプロ仕様のものを打ち出すなどです。最近では、おしりふきもウエットティッシュ感覚で使っていただくニーズが増えています。さまざまなニーズに対応しより多くのお客様に愛用いただけるよう、早急に販売体制を整えて運営していく予定です。
ありがとうございました!